今年で39回目となる全日本DM大賞の受賞作品が3月13日に発表されました。
おかげ様でガリバーは5年連続の受賞となりました。
今回のコラムは全日本DM大賞2025で銅賞を受賞したDMを紹介させていただきます。
目次
基本情報

【応募タイトル】テレマーケティングをフローに組み込んだ“問題用紙DM”
【広告主】株式会社佑人社 様
【目的】展示会への出展認知とサービス認知
【仕様】ペラDM
【サイズ】A4
佑人社様は、定期テストや入試などの解答用紙をデジタル採点できるサービスを提供しています。
テレマーケティングをフローに組み込んだDM
佑人社様は以前より、学校のICT担当者に対し、展示会への出展の告知とサービス認知を目的とした手作りのDMを送っていましたが、DMの効果を感じられなかったため「そもそもDMを見てもらえていないのではないか」という仮説の基、見てもらうDM作りを課題としていました。
そこでガリバーは、DM単体に成果を求めるのではなく、DM送付後にテレマーケティングをするといった“営業活動を効率化するための手段”としてのDM活用をご提案し、テレマーケティングの際のコミュニケーションサインになるデザインを作成しました。
コミュニケーションサインとは電話などで「赤いDMが届いていませんか?」など訴求内容ではなく、DM本体の特徴を思い出してもらうためのきっかけとする手法です。
コンパクトなDMですぐに情報を訴求
訴求内容は、昨今話題の「教員の働き方改革」に貢献する、テスト採点の正確性の向上や効率化ができるサービスのご案内。特にターゲットの興味を引けるテストの採点時間の短縮化に着目して、見出しには大きく「テストの採点~集計時間を1/2~1/3に!」と掲載しました。一度見たら捨てられないという仮説の基、まずはDMを見てもらうことを最優先事項とし、すぐに情報を訴求できる折り加工や圧着加工の無いペラDMにしました。
またサービスの詳細は、時間があるタイミングで見てもらえるようにQRコードから動画サイトへ誘導しました。

ターゲットを意識したデザイン
今回、DMのデザインを制作するにあたって以下の3つのねらいがありました。
①テレマーケティング時のコミュニケーションサインになる要素を入れること
②ターゲットである学校の教員が、DMを見た時に自分ごととして捉えやすくすること
③昨今、問題視されているテスト採点の効率化を目的としたサービスの案内であることが伝わるようにすること
以上3つのねらいのもと、問題用紙のデザインを採用しました。
問題用紙のデザインにすることで、テレマーケティングの際に「問題用紙のDM、届いていませんか?」と聞くことができ、コミュニケーションサインとして活用できます。
また、学校の教員にとって問題用紙は身近なものなので、問題形式で採点時間の課題や訴求内容を記載して自分ごと化しやすい工夫がされています。
そして、DMの宛名を「○○○○学校 ICTご担当者様」とすることで、ご担当者様と直接接触することもねらいとしました。
読み手の興味を引くための工夫
今回のDMではA4のペラDMを採用しました。
おもて面は問題用紙のデザインでサービス名や社名・サービス概要の認知を目的とし、うら面はサービス紹介と展示会の案内を載せています。
おもて面とうら面を比べた際に、デザインの乖離が起こらないように、緑色の柄を両面に入れて統一感を演出しました。

問題用紙の内容は、課題→解決策のフローでサービス名と社名をスムーズに認知できる構成に仕上げています。
デザインも、学校の教員の目を引きやすくするため、フォントや文字のサイズ、問題の間違い方を実際の問題用紙に近づけて親近感が湧いてくるようにしています。

QRコード誘導でセミナー動画の再生回数が約200回ほど増加
QRコードからリンクするYouTubeの動画は約200件ほど再生回数が増加しました。
DM送付後のテレマーケティングも「問題用紙のDM」と伝えると「見たよ」と言っていただけることが多く、ねらいどおり営業効果の向上に繋がりました。
問題用紙を用いたインパクトのあるデザインにしたこと、ターゲットの身近にある問題用紙のデザインで情報を訴求したことが今回の結果に繋がったと考えます。
佑人社様、ありがとうございました。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
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