今年で39回目となる全日本DM大賞の受賞作品が3月13日に発表されました。
おかげ様でガリバーは5年連続の受賞となりました。
今回のコラムは全日本DM大賞2025でグランプリを受賞したDMを紹介させていただきます。
※このDMはコラム107で紹介しているDMとセットでグランプリを受賞しています。
基本情報

【応募タイトル】バイヤー認知でファン獲得!ROAS179%のDM
【広告主】株式会社恵比寿ワインマート 様
【目的】商品の注文促進/ファン層獲得
【仕様】オリメール®
【サイズ】210mm×210mm
恵比寿ワインマート様は、ワインを中心とした酒類・食品・雑貨の販売、輸入事業、レストランなどへの卸し事業を行っています。
フェア開催に先駆けた告知と来店訴求
バイヤーのオススメ商品を紹介するフェアの開催に伴い、フェアの告知・来店促進・EC購入促進を目的とした店舗・EC連動DMを実施しました。
バイヤーの紹介でファン層を獲得
表紙にはフェア情報を掲載、中面にはフェアで紹介される各バイヤーとオススメの商品を掲載しました。

バイヤー紹介では、商品情報だけでなく、バイヤーの顔写真やコメントなどを12人分掲載しました。
コラムのタイトルで使用しているトレーサビリティとは、その商品がいつ、どこで、だれによって作られたのかなどを明確にすることを指します。
ワインを仕入れるバイヤーの紹介があることで、商品の品質の高さや信頼性の高さを伝えることにも繋がります。
トレーサビリティは、安全意識の高まりなどから重要度が増しており、身近なものだとスーパーに並ぶ野菜などにも生産者の顔写真とコメントが掲載されています。

整然としたレイアウトではなく、遊び心を感じられるような不規則なレイアウトを採用し、イラストアイコンなどを取り入れて親しみやすさも演出しています。
バイヤー一人ひとりの紹介や好みを載せることで、“商品のファン”だけでなく“バイヤーのファン”の獲得にも繋がります。
来店・購入を促すクーポンを用意
店舗側の販促では来店を促すオファーが求められます。
そこで、1,000円OFFクーポンと店舗内にあるテイスティングバーで利用できる1杯プレゼント券の2つのオファーを用意して来店を促しました。
試飲は返報性の原理を応用することができ、「試飲させてもらったから買ってみよう」といった心理を促す効果があり、それに合わせて割引クーポンが利用できることで、お得に購入ができるという導線を組むことができます。

ECサイト側の販促では、QRコードから参加できるはずれ無しのデジタル抽選を実施し、ECサイトでの商品購入を促します。

ROAS179%を記録
デジタル抽選のQRコードの読み取り数は24%、うちクーポンの利用数は14.7%となりました。
売上点数はECサイトが140点、店舗が225点となり、DMの制作費に対するROAS(広告費用対効果)は179%を記録しました。
店舗では実際にDMを見て来店されたお客様が、バイヤー本人に声をかけて商品を購入されている様子も見られ、ねらいとしていた“バイヤーのファン獲得”にも繋がりました。
店舗とECサイトでそれぞれにオファーを設けてレスポンスまでの導線を明確にしたこと、事前にバイヤー情報を認知させてターゲットの興味を引けたことが今回の結果に繋がったと考えます。
恵比寿ワインマート様、ありがとうございました。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
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